小部経典
クッダカパータ
4 童子の〔十の〕問い(問沙弥文)
1. 一つというのは、何であるか。一切の有情は、食(栄養)に立脚する者たちである。
2. 二つというのは、何であるか。名前(名)と、形態(色)とである。
3. 三つというのは、何であるか。三つの感受(三受:苦受・楽受・不苦不楽受)である。
4. 四つというのは、何であるか。四つの聖なる真理(四聖諦)である。
5. 五つというのは、何であるか。〔心身を構成する〕五つの執取の範疇(五取蘊)である。
6. 六つというのは、何であるか。六つの内なる〔認識の〕場所(六内処)である。
7. 七つというのは、何であるか。七つの覚りの支分(七覚支)である。
8. 八つというのは、何であるか。聖なる八つの支分ある道(八正道・八聖道)である。
9. 九つというのは、何であるか。九つの有情の居住(九有情居)である。
10. 十というのは、何であるか。十の支分を具備した者が、「阿羅漢」と説かれる。ということで――
〔以上が〕童子の〔十の〕問いとなる。